ベトナムで会社設立するまでの期間について
記事の目次
ベトナムでの会社設立までにかかる期間について理解する
- ベトナムに法人を設立したいがどのくらい時間がかかるのだろう?
- ベトナムで会社設立するためのスケジュールを組むポイントを知りたい。
このページでは上記のようなお悩みを解決すために、ベトナムでの会社設立するためにはどのくらいの時間が必要なのか、またスケジュールの組み方のポイントについて解説します。
1. ベトナムでの会社設立の期間の平均「3〜6ヶ月」
- 会社形態・・・外資100%有限会社なのか合併なのか、株式会社なのか。
- 事業内容・・・ライセンスの取得の難しさによって期間が変わります。
- 担当官・・・書類審査には多分に属人的な要素があります。
1. 会社形態によって期間が異なる
ベトナムに進出する日系企業は主に有限会社(外資100%)、合併企業(ローカル企業との出資)、株式会社となりますがそれぞれの形態によって期間が異なります。一番スムーズなのか有限会社(外資100%)です。
またいわゆる名義貸しと呼ばれる内資企業、個人事業で事業を行う方法もありますが、その場合は外資企業の設立より方法も期間も簡易で短くなります。
2.事業内容によって期間が異なる
外資規制がある分野に進出する場合は、ライセンスが別途必要になり審査に時間がかかります。特に規制がない分野(ITやコンサル)などに比べると、設立条件も厳しく、審査も長くなりがちです。
3.担当官によって期間が異なる
会社設立だけでなく事務手続き全般、多分に属人的なところがあります。そのため地域や担当官によって書類の処理スピード、また処理の優先順位が異なります。これはベトナムに限らずですが、新興国では行政手続き全般にこのようなことが多々発生しますので心得ておく必要があります。
2.ベトナムでの会社設立期間「プロセスごとにかかる時間」
次にプロセスごとにかかる時間について開設します。
- 各種規制を調査 : 1~2週間
- 会社形態を選択 : 1~2週間
- 登記住所・オフィス契約: 1~2週間
- 会社名の決定 : 1日
- 必要書類の作成・準備・翻訳・公証: 1ヶ月程度
- IRCの申請・発行: 3〜6週間(通常15日程度)
- ERCの申請・発行: 1週間
- 国家情報WEBサイトへ内容掲載 : 1日
- 印鑑の作成 : 1日
- 国家情報WEBサイトへ印鑑登録 : 1日
- 銀行口座の開設 : 2週間
会社設立の流れの詳細については以下のページをご確認ください。
3.ベトナムで会社設立スケジュールを組み際のポイント
- オフィス契約をどのタイミングで行うか。
- 日本での書類準備をいかに円滑に行うか。
- 書類審査、及び修正依頼をいかに迅速に行うか。
1.オフィス契約をどのタイミングで行うか。
ベトナムでは会社設立の書類を提出する前に、必ず登記するためのオフィスを探して契約をする必要があります。つまり契約時はベトナムにいる必要があり、日本で書類準備する前に行っておくのか、それともすべて書類が揃ってから行うのかで若干ですがスケジュールが異なってきます。
2.日本での書類準備をスムーズに行えるか
3.書類審査、修正依頼をいかに迅速に行うか
まとめ|ベトナムでの会社設立までの期間について
日系企業(日本人)がベトナムで会社を設立すると言うことは外資による投資ということになりますので、さまざまな外資規制がございます。また手続きも煩雑になりますので、設立スケジュールは十分に余裕を持っておくことが重要です。